〒088-2564北海道野付郡別海町西春別駅前西町270番地1 0153-77-2374 Fax0153-77-3246 R3.4.6生徒数78名

上西春別中学校 [北海道別海町]

2015年03月14日(土)

【上西中】卒業証書授与式「式辞」 [・入学式,卒業式]

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式 辞

この冬、何度もの、自然の脅威にさらされたこの地にも、春の暖かい日差しが感じられる、この佳き日に、別海町教育委員会教育長、真籠毅様をはじめ、ご来賓の皆様、並びに保護者の皆様にご臨席いただき、第43回卒業証書授与式を、挙行できますことを、ここにご参会の皆様とともに感謝したいと思います。

卒業生22名の皆さん、卒業おめでとう。そして今日は別れの日でもあります。卒業後、皆さんは、様々な高校に進学し、それぞれが別々の人生を歩むことになります。様々な場面で、一緒に声を上げて喜び、悲しみに一緒に涙しあった仲間たちとも今日でお別れです。そして、喜びや悲しみの全てが刻み込まれたこの学び舎ともお別れです。

この三年間、みなさんは価値ある学習をしてきました。一年生のとき、今はロシアに占領されている北方領土の学習。元島民の方の思いを知りました。二年生のとき、地域の方々の協力のもと三日間に及ぶ職場体験学習。職業に就くことの喜びも辛さも知りました。三年生のとき、別海の基幹産業である酪農について、より深く、より広く学習しました。それらの学習を通して、皆さんは別海の未来を見つめてきました。

みなさんは上西中のリーダーとして、体育祭や文化祭など感動的な学校行事を創り上げてきました。文化祭で全校で唄った『別海讃歌』。すばらしい歌声でした。感動的な歌声でした。私の耳には、今でも、皆さんの歌声が響いています。

さて卒業に当たって、この『別海讃歌』の詞の意味を今一度考えてほしいと思います。『別海讃歌』は、この地に住んでいる小六禮次郎さんが、別海の素晴らしさを広く伝えるために歌を作り、倍賞千恵子さんが歌っています。『別海讃歌』の一番。覚えていますか。
 
白い大地に そよ風吹けば
希望が宿る 雪どけの水
凍て土割って 芽吹く青草
ああ乳牛(うし)の群れよ 誰を呼ぶ
大別海の春の歌

冬の別海、時には一メートル先も見えない地吹雪状態。あたり一面真っ白な雪に覆われ、白い大地となる。時には、氷点下二十度にまで下がり、大地も凍りつき、あらゆる生き物が息を潜め、春を待ち望む。冬の厳しい自然を体で感じ、自然の素晴らしさと共に自然の怖さをこの地に生きるものとして、体の奥底に刻み付ける。

冬の厳しさに耐えるからこそ、春の太陽の暖かな日差しを心の底から待ちわび、一斉に芽吹く草花に心動かされ、全ての生きとし生けるものに私たちは夢や希望を見るのです。

上西中に入学してから、卒業するまでの三年間、皆さんには、涙を流すほどの悲しみや奥歯を噛み締めるほどの悔しさがあったかもしれません。しかし、皆さんはそれらに耐え、それらを乗り越えてきました。だからこそ、卒業という別れを乗り越え、新たな希望のステージに立つことができるのです。

作詞された小六禮次郎さんは、将来この別海を背負って立つ皆さんに、何を願っているのでしょうか。『別海讃歌』の四番です。

風が運ぶか 流氷の夜明け
かじかむ指に つかめよ夢よ
五輪のアーチ 照らす太陽
ああ子どもたちよ 何を見る
大別海の冬の歌
大別海よ時を越え

どんな冬の厳しい寒さで指がかじかんでも、その自分自身の手で、指で、夢を掴んでほしい、冬の冷気で透明となった空で色鮮やかに輝く太陽、その光景の奥には、何が見えますか。どんな夢や希望が見えていますか。皆さんのこれからの長い人生、どんな時代になっても、別海を愛し、別海を誇りとする人となって、生き抜いてほしい。そんなことを願って、この『別海讃歌』を作ったのではないでしょうか。

上西中のリーダーとして全校を引っ張ってきてくれた卒業生の皆さん。君たちの成長を喜び、愛情深く温かく見守ってくださる家族や地域の皆さんがあってこそ、今のあなた方があるのです。是非、感謝する心を忘れず、どんな困難に直面しても、夢や希望をいつも胸に抱き、誠実に生き抜いて下さい。

最後になりましたが、保護者の皆様にはこれまで本校の教育に温かいご理解とご支援を賜りましたこと、高いところからではありますが、厚く御礼申し上げます。
また、ご来賓の皆様には、今後とも変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げまして、私の式辞といたします。

平成27年3月14日
別海町立上西春別中学校 校長 青坂信司


※なお、『別海讃歌』は別海町役場ホームページから聞くこと、並びにダウンロードすることが出来ます。

Posted by ブログ管理者 at 15時36分

2015年03月13日(金)

【上西中】 卒業式総練習 [・入学式,卒業式]

3月13日(金)の6時間目、卒業式の総練習を行いました。全学年しっかりと参加していましたが、やはり3年生は主役だけあって、緊張感を持って立派に参加していて、1,2年生の手本になっていました。

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生徒達の頑張りのおかげで、卒業式の準備は全て整いました。あとは、体調を崩すことなく、全員元気に明日登校するのみです。3年生の門出を祝う立派な卒業式をつくりあげましょう。

Posted by ブログ管理者 at 16時48分

2014年04月07日(月)

【上西中】 入学式 [・入学式,卒業式]

多少肌寒い中ではありましたが、午後から、22名の新入生を迎えて、入学式を行いました。(残念ながら、新入生一人、インフルエンザのため欠席しました。放課後、担任が家庭訪問させていただきました。はやくよくなることを職員一同祈っています。)

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2,3年生も立派でしたが、新入生の参加態度がまた大変立派で、今後の活躍が大いに期待できるものでした。

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新1年生の皆さん、困ったことがあれば、頼りになる先輩や、先生方に聞き、早く中学校に慣れてください。最初の緊張感、がんばるぞという気持ちを忘れずに、成長していきましょう。

Posted by ブログ管理者 at 15時56分

【上西中】入学式式辞 [・入学式,卒業式]

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式 辞

まだ雪が残るこの地にも、春の暖かさが感じられる、この佳き日に、別海町教育委員会教育委員田中博行様をはじめ、多数のご来賓の皆様、並びに保護者の皆様にご臨席いただき、平成26年度入学式ができますことを、皆様とともに感謝したいと思います。

22名の新入生の皆さん、入学おめでとう。

先日行われた小学校の卒業式。皆さんの姿を見て、私は、大変感心しました。

担任の先生から名前を呼ばれたときの凛とした素晴らしい返事。姿勢をただして歩く姿。椅子に座っている姿。校長先生から卒業証書を受け取るときの凛々しい姿。校歌や式歌を心を込めて歌う姿。どれをとっても、大変素晴らしく、今でも私の目にしっかりと焼きついています。

挨拶、返事、姿勢等の一つ一つの行動がきちんとできる。その「当たり前のことが当たり前にできる」ということは、大変立派なことです。この当たり前のことを当たり前にできるということを、いつでも、どこでも、どのような場においても人として大切にしてください。

「凡事徹底」という言葉があります。「なんでもないようなごくごく平凡なこと、当たり前のことを徹底的に行う」という意味です。

これからの中学校生活でも、当たり前のことを徹底的におこなうことに取り組んでみてください。必ずや皆さんの夢や目標を叶えてくれる土台となります。皆さんの中学校生活を、そして長い人生を支えてくれることになるでしょう。

最後になりましたが、保護者の皆様、お子様のご入学大変おめでとうございます。今後とも本校の教育に温かいご理解とご支援を賜りますことを、高い所からではありますがお願い申し上げます。

また、ご来賓の皆様には今後とも変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げまして、私の式辞といたします。

平成26年4月7日
別海町立上西春別中学校 校長 青坂信司

Posted by ブログ管理者 at 15時27分

2014年03月15日(土)

【上西中】 第42回卒業証書授与式 [・入学式,卒業式]

悪天候のため1日順延した第42回卒業証書授与式が、晴天の下、多数の来賓の方々、保護者の皆様に見守られる中、行われました。

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卒業生入場 校歌斉唱

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校長式辞


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教育長祝辞

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PTA会長祝辞

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記念品贈呈生徒から

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記念品贈呈PTAから


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在校生送辞

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卒業生答辞

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式歌

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退場


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見送り式

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見送り式

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見送り式

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見送り式


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春の日差しが感じられる中での見送り式

送られる卒業生が今まで立派だったので、在校生もきちんと参加し、つくりあげた卒業式となりました。
卒業生の皆さん、今まで本当にご苦労様でした。
そして、おめでとうございました。

Posted by ブログ管理者 at 14時05分

【上西中】卒業証書授与式 式辞 [・入学式,卒業式]

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式 辞

この冬、何度もの自然の脅威にさらされたこの地にも、春の暖かい日差しが感じられるこの佳き日に、別海町教育委員会教育長真籠毅様をはじめご来賓の皆様並びに保護者の皆様にご臨席いただき、第四十二回卒業証書授与式を挙行できますことを、ここにご参会の皆様とともに感謝したいと思います。
 
私たち人間は、命のつながりの中で生きています。生かされています。この世の中には、生きたくても生きられなかった人たちもいます。今から三年前。二〇一一年三月十一日、午後二時四十六分。二万人を超える犠牲者を出した東日本大震災。連日のように、被害の状況がテレビのニュースで流れ、新聞で記事にされない日はありませんでした。この先日本はどうなってしまうのだろうかという不安に、多くの人たちが襲われていました。建物を破壊した巨大地震、ありとあらゆるものを押し流していった大津波。そして、そこから生じたあまりにも悲惨な状況。君たちと同じくらいの若い命も含めて、多くの命が失われ、多くの人が絶望と深い悲しみに明け暮れていた被災地、東北。これらの様子を見ながら、多くの日本人が、涙を流し、「東北がんばれ」と声を上げていました。

被災地である気仙沼市の中学3年生、梶原祐太君は、卒業生代表として次のように述べました。
「命の重さを知るには大きすぎる代償でした。しかし、苦境にあっても、天を恨まず、運命に耐え、助け合って生きていくことが、これからの私たちの使命です。私たちは今、それぞれの新しい人生の一歩を踏み出します。どこにいても、何をしていようとも、この地で仲間と共有したときを忘れず、宝物として生きていきます」
梶原君が、涙しながら答辞を述べる姿は、テレビニュースでも流れました。天を恨まず、助け合って、力強く生きていこうとする彼の姿が、多くの日本人の心を打ち、東北の、日本の希望の光となり、東北復興への一つの道標となりました。
東日本大震災の起きた時、君たちは、小学校の卒業式直前でした。そのような大変な状況の中で、君たちは小学校を卒業し、この上西中に入学してきました。入学してからの三年間、喜びも悲しみも辛いことも、きっと数多く体験したことでしょう。それらは、君たちにとってかけがえのない価値ある体験となったはずです。

しかし、それら一つ一つが、あの東日本大震災で亡くなった君たちと同年代の中学生が、味わいたくても味わえなかった体験でもあるのです。
こんな言葉があります。
「あなたがなにげなく過ごした今日という日は、昨日死んだ人が、あれほど生きたいと願った明日なのだ。」という言葉です。 昨日亡くなった人には、今日という日はありません。
君たちが何気なく過ごしてきた中学校生活三年間は、東日本大震災で小学校の卒業式直前で亡くなった、同じ年代の仲間たちが、中学校に入ったら、部活も勉強もがんばりたいと願い、将来の自分に夢を馳せていた三年間と同じなのです。
そう考えると、私たちは、たくさんの人の願いや夢を背負って生きているということを知るのです。私たちは、生きている者の責任として、命を授かっている者の感謝として、人と人との命のつながりを心に深く刻み、しっかりと生きなければいけない、そう思うのです。

君たちは、総合の学習で別海町の基幹産業である酪農を学ぶことを通して、地域を愛し地域を誇りとすることの大切さに少なからず気がついたはずです。
また、学校林づくりで植樹することを通して、地域の環境を守り、自然を育てることの重要さにも気がついたはずです。私たちを取り巻く自然環境・地域社会とのつながりの中で、私たちは生きています。生かされています。

学校林づくりの外部講師だった及川實さんは、君たちの学習態度や作業する態度を大いに褒め、後日、社会教育通信で、君たちに、次のような願いを書いています。
「植樹が終わった君たちは、未来の自分に向かって、これから、自立の為の巣立ちのときを迎える。様々な試練に耐え、立派な大木になるに違いない君たちが、やがてこの地を離れ、社会で活躍する頃、生まれ育った故郷で君たちの成長を見守り、いつまでも待っている一本の樹があることを忘れないでほしい。」
及川實さんは、人の命のつながりの大切さだけでなく、生まれ育った故郷や自然とのつながりの大切さも教えてくださり、君たちに願いを託されたのです。

上西中のリーダーとして全校を引っ張ってきてくれた卒業生の皆さん。いつも素直で、明るく、やさしく、そして、たくましくなった卒業生の皆さん。
私たち人間は、多くの人や環境に支えられていることを覚えておいてください。ここまで成長できたのは自分だけの力ではありません。君たちの成長を喜び、愛情深く温かく見守ってくださる家族や地域の皆さんがあってこそ、今のあなた方があるのです。生きたくても生きられず、夢半ばで散っていった方々の分まで、しっかりと生き抜いていってください。

最後になりましたが、保護者の皆様にはこれまで本校の教育に温かいご理解とご支援を賜りましたこと、高いところからではありますが、厚く御礼申し上げます。
また、ご来賓の皆様には、今後とも変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げまして、私の式辞といたします。

平成26年3月15日
別海町立上西春別中学校 校長 青坂信司

Posted by ブログ管理者 at 08時51分

2014年03月13日(木)

【上西中】 卒業式総練習 [・入学式,卒業式]

6時間目、明日の卒業式に向けての、総練習を行いました。5時間目の式練習から引き続き行いましたが、時間を追うごとに、所作振る舞いに、堂々たる雰囲気が現れるようになってきました。

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3年生にとって一生の思い出になる、素晴らしい行事になるように、みんなで頑張りたいものです。

なお、予報によれば、今日から明日にかけて天候に不安があり、暴風雪警報が発令される恐れもあるとのことです。
もし卒業式が翌日に順延される場合には、学級連絡網で朝6時から6時半の間に連絡をいたしますので、よろしくお願いいたします。

Posted by ブログ管理者 at 17時04分

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