2008年12月05日(金)
【NZ報告】生徒の学び 2 [平成20年度 事後研修]
中央中学校のHさんの発表を紹介します。
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飛行機の中でずっと私は考えていました。極度のあがり症で、うまく自分の感情を表すことができない。そんな自分を変えたい! そして、このNZの海外研修が何かのきっかけと勇気を与えてくれる。そんな期待と不安でいっぱいでした。機内の窓から私の日に飛び込んできたのは、まばらに建っている家々、のびのび広がる草原、さっそうと走る車。いざNZの台地に足をおろすと、雲が大きく空がとても近く感じました。どうしてこんなにも同じ地球なのに、草原の緑のにおいが体にしみ込むのだろう…。そんなスケールの大きさに驚きました。
右を見ても左を見ても外国人ばかりで緊張し始めていた私に声をかけてくれたのは、ホームスティの家族でもなく、ファームスティの家族でもない! スカイタワーでバンジージャンプを見学に来ていた、ただのおばさんでした。「次はいつ、バンジージャンプをとぶの?」と英語で聞かれ、とっさの英語に戸惑いながらも、何とか聞き取ることができ、「フォー・ミニット」と時刻表を指さしながら答えることができました。その後も、「どこから来たの?」「数字の4は、日本語で何というの?」といろいろと聞かれ、緊張する間もなく会話することができたのです。外国人と会話することを難しく考えていた私にとって、あっけなくもあり、また緊張を解いてくれる出来事でした。
その後もホームスティやファームスティで優しい家族に囲まれ、お互いの生活や文化をたくさんしました。分からない英語は紙に書いたり、ジェスチャーで伝えることができました。また、学校訪問では私の誕生日と重なったこともあり、NZの生徒のみなさんに祝ってもらうことができ、一生の思い出になりました。
この研修を振り返って、英語は少し戸惑いましたが、伝えようとする情熱があれば理解してもらえるということがわかりました。このような貴重な体験をさせていただいたことを感謝すると同時に、町長様をはじめ、先生方、そして一緒に研修をした9人の仲間に感謝します。本当にありがとうございました。
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08時27分投稿 (管理者)
2008年12月03日(水)
【NZ報告】生徒の学び [平成20年度 事後研修]
報告会では、9日間の学びをそれぞれが2分間にまとめて発表しました。
たくさんの聴衆がいる中での発表。
しかも、学校の体育館とは雰囲気が違う大ホール。
緊張感いっぱいだったようです。
生徒の発表は「研修テーマ」にそったものでしたが、ホームスティでのエピソード、ニュージーランドで授業を受けたときの感想、日本とニュージーランドの文化の違いなど、様々でした。
中学生という新鮮な感覚が、それぞれの発表から伝わってきました。
中央中学校のS君の報告を紹介します。
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僕がNZに行って一番大変だったことは英語です。ホームスティでは、なかなか会話がかみ合わず、ただ、頷くことしかできませんでした。学校の英語の授業と本場の英語はとても違うことを感じました。
学校訪問で感じたことは、人が多く、いろいろな人種の人がいたということです。肌が白い人、黒い人、アジア系の人、ヨーロッパ系の人など、たくさんいました。日本では違う人種の人に対して差別をする人がたまにいますが、その学校では、みんな楽しそうに、普通に会話をしていて素晴らしいと思いました。
ホームスティで行った丘から見た景色は、とても美しかったです。でも、そこは第二次世界大戦で日本軍が攻めてきたときのNZ軍の基地があったところでした。60年前、ここで日本と戦っていたのだと思うと、とても悲しくなりました。NZのきれいな景色の裏には、こういう一面があることを初めて知りました。
ファームスティでは、普段、動物と触れあう機会が少ないので、とても新鮮な気持ちになりました。羊や牛、馬、そしてラマなどがいて、見たり触ったりできました。ファームスティでお世話になった家族とNZの有名なスポーツ・クリケットをやることができました。本当に楽しく、貴重な体験ができました。
ホームスティ、ファームスティ、学校訪問など、NZの人々は初対面の僕たちを気持ちよく迎えてくれました。優しく挨拶をしてくれたり、笑顔で話しかけてくれたりと、とてもいい気持ちで過ごすことができました。僕も見習おうと思いました。
この9日間、何もかも初めてでした。この貴重な体験をさせてくれた両親、別海町の人たちに感謝しこれからいろいろなことを頑張っていきたいです。
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09時58分投稿 (管理者)
2008年12月01日(月)
【NZ報告】別海町報告会 [平成20年度 事後研修]
別海町中学生弁論大会に続き、ニュージーランド報告会がお行われました。場所はマルチメディア館の大ホールでした。
団長の棚橋校長先生の挨拶後、学校訪問の様子を10分間にまとめたビデオを流しました。
交流会の様子、習字体験、授業体験、ランチパーティーなど、生徒たちの生き生きとした表情が大きなスクリーンに映し出されました。
その後、前後半に分けて「研修での学び」を1人2分間でスピーチしました。
ほとんどの生徒が原稿を覚え、語りかけるように発表していました。
45分という限られた時間でしたが、9日間の研修の様子をたくさんの町民の皆様に報告できたことを嬉しく思います。
生徒が言っていたように、ニュージーランドで学んだ成果を今後の学校生活の中で生かして欲しいと願っています。
09時49分投稿 (管理者)
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