上風連小学校 [北海道別海町]

　６年生にとって、卒業までの登校日があと22日しかありません。６年生は、卒業までに自分達にできることを、日々、がんばっています。その１つとして校内清掃をがんばっています。毎日の清掃活動ではなかなか手の届かないところをきれいにしています。昨日は体育館の入口の壁や天井、非常口の外側などを重点的にがんばっていました。
　「自分達にできることを、自分達で考え、自分達で行う。」卒業までがんばる６年生を、みんなで見守っていきたいと思います。

　今日は、先日学習した牛乳についての発表を、学級内で行いました。自分達で作った資料を、実物投影機を使って他の児童へ提示し、発表していました。発表後は、工夫されているところやもう少し工夫した方がいいところなどを交流して、お互いの発表を高めていました。今後、全校で総合的な学習の発表会があります。６年生がどのような発表をするのかとても楽しみです。

　今日は、６年生の総合的な学習の時間に、地域の方や役場の方を講師としてお招きし、食と農、そして観光についての勉強をしました。
　午前に来ていただいたのは、上風連で酪農業を営む山口さんです。東京都で小学校の教員として働いていた山口さんが、なぜ酪農家へと転職したのか。その理由から、酪農経営の魅力や難しさ、そして現代の社会問題に対するご自身の考えなどを子ども達に伝えてくれました。また、さまざまな牛乳を飲み比べ、牛の飼育方法や、殺菌の仕方による味の違いについても教えていただきました。この辺りは、さすが元小学校の先生です。子ども達も真剣な表情で山口さんの話に聞き入っていました。
　午後からは、別海町役場商工観光課の方にお越しいただき、別海町の観光資源や地場産品のＰＲの取り組みについて学習しました。この地域に住んでいる子ども達にとっては、当たり前のように感じている、別海の自然、酪農に関する知識なども、町外の人にとっては、貴重なものであり、地域にはたくさんの宝物が眠っているということを知ることができました。
　今日学んだことを通して、これから自分が地域のためにできることは何か。考えたことを、２６日の総合発表会で地域の皆さんへと発信していきます。
　講師をお引き受けいただいた講師の皆様、本当にありがとうございました。