上風連小学校 [北海道別海町]

　もうすぐ卒業を迎える６年生。今、小学校生活でお世話になったさまざまな方へ、感謝の気持ちを伝えるにはどうしたらいいか、色々と考え、行動しています。今回は、１年生のためにできること。自分達が入学したとき、不安な中、いつも優しくお世話をしてくれたのは当時の６年生。そこで、可愛い１年生と、卒業前に楽しい交流の機会を作りたい…。そんな思いで、６年生が、冬の自然を生かした遊びの交流を企画しました。そり遊び、そりリレー、雪の家づくり、たからさがし。どうしたら１年生が喜んでくれるか、と頭を悩ませながら準備しただけあって、たくさんの１年生の笑顔が見られました。それを受けて６年生もまた、「疲れた…」と言いながら、とても充実感あふれる表情をしていました。
　本当に楽しかったようで、終わったあとも、１年生が、「ねぇ、昼休みも外で雪の家を作ろうよ！」と６年生教室へ訴えに来ていました。６年生は「もう体が辛い…」と言いながらも、また外へと出て行きました。
　先日のグラウンドでの“雪遊び”は今日のためだったのですね。一生懸命考えたからこそ、１年生の笑顔をたくさん見ることができたのです。さすが、６年生！

　本校のグラウンドには、まだ雪がたくさんあります。遊び時間にソリ遊びをする子もいるくらいです。今日の午後、６年生がジャンバーを着て外へ出て行きました。みんなで外遊びかなと思って見ていると、かたまって相談したり、そりをひいたり、またかたまって相談したり・・・。ただ遊んでいるだけではないようでした。さて、６年生は何をしていたのでしょうか・・・?

　今年の４月に１年生として本校に入学する保育園の年長さんが、一日入学に来ました。おうちの方といっしょに玄関から入ってくるときは、どのお子さんも緊張しているようでした。そんな保育園児たちと１年生がいっしょに活動をしました。保育園児を案内する１年生、ゲームの説明をする１年生、リーダーとしてがんばる１年生・・・１年生の活躍で、保育園の子ども達も笑顔で楽しむことができました。普段は少し甘えん坊の１年生が、今日はとてもたのもしかったです。
　４月からは１・２年生としていろいろな場面で、いっしょに活動します。今からとても楽しみです。

　６年生にとって、卒業までの登校日があと22日しかありません。６年生は、卒業までに自分達にできることを、日々、がんばっています。その１つとして校内清掃をがんばっています。毎日の清掃活動ではなかなか手の届かないところをきれいにしています。昨日は体育館の入口の壁や天井、非常口の外側などを重点的にがんばっていました。
　「自分達にできることを、自分達で考え、自分達で行う。」卒業までがんばる６年生を、みんなで見守っていきたいと思います。

　校庭に降り積もった雪が、日差しを浴びて少しずつ解けてきています。
　休み時間に、生活委員会の子ども達が、全校のみんなで元気に外遊びをしようと、そり遊びを企画・実行しました。　特別なことをするわけではありません。みんなで集まって、上級生が下級生のことを気にかけ、安全に気を配って、楽しくそりで滑るだけです。シンプルな遊びですが、「いっしょに滑ろう！」「みんなで滑ると楽しいね！」などという会話や、そり滑りの爽快感からか、子ども達の笑顔がたくさん見られました。
　日ごろ、全校児童が、外に出て運動する機会というのは、ありそうでなかなかありません。一緒に遊べる友達、みんなで遊べる場所（グラウンド）、大人の目の届く環境（先生方が、自主的に子ども達の様子を見に来ていました）、そしてちょっとしたきっかけさえあれば、寒くても、こんなに元気な子ども達の姿が見られるのだということを、改めて感じることができました。