中西別小学校 [北海道別海町]

　第１日目の夏の集会もいよいよ、最後のステージです。最後のステージも恒例の胆試しです。全校児童が体育館に集まり、低学年と高学年に分かれてそろぞれのコースを探検します。このステージの参加については選択制です。子どもたちが自分の意思で決定し、グループを作ってポイントを回ります。
※このステージは、暗闇での活動なので写真が少ないことをご了承願います。

　日が暮れはじめ、中西別が薄暗くなり始めた頃、中西別小学校に火の神と火の女神、そして火の精たちがやってきました。いよいよキャンプファイヤーの始まりです。

　４人の火の精たちは、それぞれの火にまつわる誓いの言葉を述べ、火の神と火の女神から神聖なる火を譲り受けました。
　元気の火の精は、元気を出してくじけないことを大切に、頑張っていくことを誓いました。
　努力の火の精は、最後まで諦めずに、苦手なことも少しずつ頑張ることを誓いました。
　自由の火の精は、自由の心をもって自分自身の信念を忘れないことを誓いました。
　思いやりの火の精は、思いやりの心を大切に、みんなに優しく接することを誓いました。
　

火の精達による着火

　点火の後は、みんなで歌を歌い、フォークダンスを楽しみました。

　フォークダンスも終わり、最後は大花火大会です。４班に分かれて、やけどに気を付けながらみんなで楽しみました。

　例年のことですが、キャンプファイヤーや花火による火災が発生しないよう、地域の消防団の方々にご来校いただき、火気の後始末をお願いしています。今年度も安心して子どもたちが夏の思い出を作ることができたのも消防団の方々のお陰です。ありがとうございました。

　さぁ、いよいよ夕食の時間です。どの班もとても上手に調理することができました。午後から始まった夏の集会もいよいよ一日目の後半です。たくさん食べて、この後の活動に備えましょう。それでは、いただきます！

　お腹いっぱいになりましたね。最後も大きな声で「ごちそうさまでした」後半も楽しみましょう。

　第１ステージが終わり、続いては夕食準備です。４つの班に分かれて、６年生が中心となって赤チームはハヤシライス、白チームはカレーライスづくりに挑戦します。各班毎にレシピをまとめ、掲示しています。

　まずは、低学年が中心となって材料の皮むきから始め、剥いた野菜をカットします。

　続いて、カットした野菜を炒めます。メインのお肉も火が通りやすく小さく切りました。子どもたちは、６年生を中心に手際よく、準備していきます。

　今年の夕食準備の素晴らしさは、手際だけではありません。調理しながら片付けも同時進行で行っている班がたくさんありました。これも素晴らしいことです！次に何をやれば、早く活動が進むかを考えながら行動しています。しっかり煮込めば、美味しいカレーとハヤシが完成します。

　１２時５５分、開会式が始まりました。実行委員会の開会式担当の児童が進行から挨拶まで行います。実行委員長の６年女子児童の挨拶では、「みんなで準備してきた集会を楽しみましょう！」と全校児童に向けて宣言していました。

　続いて、第１ステージ（チャレンジランキング）の始まりです。第１ステージは前半と後半で内容が変わり、ランキング形式で参加者が競うルールになっています。第１ステージ担当の児童が内容を説明しています。聞いている児童は、しっかりしおりを読みながら、話を聞いています。

　子どもたちは、準備が出来るまで友達とチャレンジする順番を決めたり、誰が先に挑戦するか相談したりしながら待っています。どの子の顔からもワクワク感が伝わってきます。

　それでは、前半のチャレンジランキングを紹介します。
　まずは、「間違い探し」です。２つの似ている絵を使って、間違いさがしを行います。さぁ、隠されている間違いはいくつあるでしょうか。制限時間は１分間です。時間内にたくさん見付けた人が優勝です。

　次に、「めいろ」です。自分で選んだめいろに挑戦し、何分でゴールできるか競い合います。２０秒でクリアした児童もいました。

　続いて、「まめつかみ」です。ルールは、３０秒以内に箸で豆を何個つまんで、別の器に入れることが出来るかを競います。最高記録は、４９個でした。すごいですね！

　次は、「リンボーダンス」です。走り高跳びのバーを使って、どれだけ低いバーをくぐれるか競います。バーが落ちたり、ポールが倒れたりした場合は、アウトです。

　前半、最後のチャレンジは「割り箸ダーツ」です。割り箸を、床に置いてあるペットボトルに向けて落とし、１０本中何本入るか競い合います。
　なんと、優勝は１年生男子児童の５本でした。

　続いて、後半戦です。全てのチャレンジの内容が変わります。後半戦の内容を紹介します。
　まずは、「消しゴムとばし」です。一人２回、消しゴムを飛ばせます。消しゴムが入ったところの得点で競います。

　次は、「ほうきバランス」です。ほうきを手の平に立たせて、落ちるまでの時間を競い合います。最高記録は、６年男子児童の９分でした。この男の子は、小指でも４分という記録を打ち出しました。この記録には、驚かされました。

　続いて、紹介するチャレンジは「１０秒ぴったり」です。ストップウォッチを使って、出来るだけ１０秒に近づけたら勝ちです。なんと、優勝した５年男子児童は、９．９９でした。

　次は、「パズル」です。三角形や平行四辺形などのピースを使って、３０秒以内に決められた形をつくるチャレンジです。優勝者の６年女子児童は、２０秒で完成させました。

　チャレンジランキング後半の最後は、「福笑い」です。目隠しをして３０秒以内で顔を作ります。誰が一番正確に出来たかを競います。

今年の井形は、立派だな〜

　いよいよ、本校の特色ある教育活動の１つである「夏の集会（全校キャンプ）」が始まります。心配されていた天気も雨予報がなくなりましたので、計画していた活動が出来そうです。
　さて、キャンプのお手伝いとして例年、中西別地区子ども会育成協議会の方々にキャップファイヤーの井形を組んでいただいています。今年度は、備蓄していた廃材も少なくなったので、会員の方々の自宅周辺の木を提供していただきました。ありがとうございました。
　お陰様で、例年以上の立派な井形が完成しました。キャンプファイヤーの時間が今から楽しみです。

過去の自分と向き合う

　本校では、様々な教育活動の場面で考えを伝え合うことを大切にしています。本日、参観した授業でも子どもたちは考えをもって伝え合っていました。
　４年生では、チャレンジＷＥＥＫの一環で４月に実施した標準学力検査の解き直しを行っていました。子どもたちは、「４月に間違った問題を解き直したけど、簡単だった。」「間違った原因が分かって、よかった。」など、自分自身の学力の向上を実感していました。

解き直すと、ミスが分かる

こう解くのか！

前より、できるぞ！

ここが問題だ！

　続いては、第４学年図工の授業の様子です。子どもたちは、段ボールを使って１つの街を作っています。いきなりイメージした建物を切り始める子や、設計図をかいてからパーツを作り出す子など、取組は様々ですが、みんなで１つの作品を作るためには考えを出し合ったり、意見が食い違えば折り合いをつけたりする必要があります。これも学び合う大切な活動です。

協力して作る

部品を確認する

もう少し、切らないと！

　最後に、第５．６学年の体育の授業を紹介します。本校の５，６年生は複式学級です。教科によっては学年別で授業を行いますが、体育は同内容指導を行っています。本日はハードル走の授業を参観しました。子ども達には、一人一人の技能に合わせて障害物の数を変えさせたり、歩数を調整させたりするなど、リズミカルに跳べるように工夫させます。
　体育などでは複式学級のよさを生かし、上学年が模範となりながら、下学年がその姿に学び取り組んでいました。

いいリズムだね！

テンポがいいぞ！

美しいフォーム！

踏み込みがいいですね！

前足がしっかり伸びてますね！

「しま鬼」のはじまり〜

　本校では、縦割り班による異学年交流はもとより、日頃から校区の幼稚園との交流を積極的に行っています。本日も年長児を３人（１名欠席）招き、休み時間に低学年１３名と一緒に「島おに」で遊びました。鬼ごっこのルールを２年生が説明し、聞いていた子どもから質問を受け、回答する。このように自分の考えをもって、伝え合う場面が授業だけでなく、学校生活の至る所で見られるようになりました。

「ルールを説明します」

「おひっこし！」

「捕まらなかったね〜」

「逃げるよ−」

「ドキドキする！」

「まて〜」

「何をしているところでしょう？」

　休み時間の「しま鬼」でアイスブレイキングをした後は、１年生から国語の授業で調べて、まとめた「生き物の特徴」をクイズにして幼稚園児に出題しました。１年生は、ワークシートを使って調べた生き物を紹介し、最後に答えを伝える際は、調べ学習に使った本を見せて説明していました。

夢中になって聞いています

「ここに書いてあります」

「これからクイズを出します」

「よく見てくださいね」

「牛の問題です」

「これは、何でしょう？」

「答えをいいます」

みんなで聞きました

ペープサートを説明します

　続いて、２年生も国語の授業で勉強したことを発表しました。内容は、「きつねのおきゃくさま」というお話をペープサートで表現しました。子どもたちは、教科書のお話にない台詞を考え、場面の様子が見ている人により伝わるように工夫しました。ナレーター役とペープサートを操る役に分かれて発表し、幼稚園児を引き込んでいました。

ナレータ−役です

私もナレーター役です

動きと台詞で伝える

指先に神経を集中させて

引き込まれる観客

最後は、触らせてあげました