2008年11月12日(水)
【NZ報告】ワイトモ洞窟 [平成20年度 7日目]
ファミリーと別れてワイトモ洞窟へ。
バスは約1時間半、信号のない道路を快走しました。
高速道路ではありませんが、制限速度は時速100km。
通り過ぎる車も疎ら。
車窓からは広大な牧草地と、牛、羊、馬などなど。
まさに、ニュージーランドらしい光景が広がっていました。
ワイトモは、先住民・マオリの言葉で「水の流れ込む洞窟」の意味。
ニュージーランドを代表する観光地で、鍾乳洞や幻想的な土ボタルが見られます。
ワイトモは、3000万年前まで海底にあったそうです。そこで生物の遺骸が堆積して石灰岩の地層を作りました。その後の火山活動で隆起する過程で、洞窟が作られました。洞窟内には天井からぶら下がる鍾乳石や床面から突き出している石筍が、芸術作品のようにありました。1平方センチメートルの鍾乳石ができるには約100年の年月がかかるそうです。
洞窟にはニュージーランドにしかいないと「土ボタル」がいました。
成虫の土ボタルは大きな蚊のようです。口が退化しているので、エサを食べることができません。卵を産むことが成虫の役割です。寿命は2〜3日。幼虫で過ごす期間は9か月間。この間、エサとなる小虫を誘き寄せるために発光します。粘着性のある糸をたらし、それにくっついた小虫を引き上げて食べるのです。
洞窟の天井に、無数の土ボタル。
プラネタリュウムで星を見ているようでした。
Posted by 管理者 at 14時02分