2021年02月01日(月)
【上西春中】除雪する3年生の姿から、「自己有用感」を考える。 [・3年生]
こんにちは、上西春別中学校です。今日掲載する写真は、先週の27日水曜日のお昼休みの様子です。この日は朝から雪が降りました。朝の段階では大した量ではなかったのですが、午前中のうちにそこそこまとまった量が降って、短靴だと雪が入るぐらいの感じになりました。
そんな日に元気に外に飛び出して行ったのは、本校3年生たちでした。最初は玄関前で雪合戦をしていたのですが、そのうちスコップを手に取って、玄関回りの雪をキレイにかいてくれたのです。まぁその後、かいた雪をためて作った雪山に次々と飛び込むというオチはありましたが、彼らが玄関回りの除雪をしてくれたことは事実です。公務補さんも、この生徒たちに大変感謝していました。
彼らは別に「誰かに言われたから除雪をした」わけではありません。ひょっとしたら遊びの延長だったのかもしれませんが、あくまでも自発的に皆のためになることをしたのです。その結果、「ありがとう」と声を掛けられ感謝されたのです。これって実はとても大切なことです。
昨今、「子どもは褒めて伸ばす」というようなことがよく言われます。でも、褒め時や褒めどころは、凄く重要で難しいのです。むやみやたらに「ただ褒めればよい」というわけではないのです。“褒められるようなことをしたおぼえはないのに褒められる”という経験では、多分「自己有用感」には繋がりません。「自己有用感」というのは、自分が実際に「汗をかいて動き」・「悩みながら考え」・「時間を使ったこと」に対して、他人が賞賛や感謝を与えてくれた時にはじめて、「あぁ、自分は人の役に立っている。人から認められている。」と感じて生じるものだと思うのです。ようは、自分にも「やったぞ、頑張ったぞ」という実感があるかどうかという話しですね。
今回の除雪は「実際に汗をかいて行動したこと」に対して感謝(公務補さん)がありました。学級通信や帰りの会での賞賛(担任)もありました。こういうことの積み重ねが、「自己有用感」を高めることに繋がっていくのでしょうね。そんなことを思った日常の一コマでした。
Posted by ブログ管理者 at 10時00分