2019年05月27日(月)
【上風連小学校】「慎重し過ぎる」ということはない [[校長発]]
■今日から新しい一週間がスタートしました。
上風連は、今日も青空が広がっています。
昨日は記録的な猛暑でしたが、今日も気温がかなり上昇するそうです。
公務補さんが、花壇への水遣りをしてくれていました。
■今日も、未来に生きる子ども達が元気に登校してくれました。
挨拶の声も、大きくて、立派でした。
とっても素晴らしいです。
■朝の職員打合せで、以下の要点をお話しました。
2分ぐらいの時間ですので、以下の文面を「校長通信」で周知しています。
▼運動会がいよいよ今週末となりました。
様々な準備、子ども達への指導、有難うございます。
昨日は、観測史上初めての猛暑日となりました。
今日も気温がかなり上昇するとの予報です。
外での運動会の練習ではこまめに水分を補給するなど、熱中症への対策、ノロウイルスの対策、そして、食中毒警報の対策をお願いします。
■1つは、昨日の中央町内会行事である桜の苗木植樹作業に参加した時のお話です。
▼保護者がおりましたので、いろいろなお話をしました。
その中で私は
「何か気になることがあれば、どんな小さなことでも遠慮せず学校に連絡ください」とお話しました。さらに、
「気になることは、必ず蓄積されていくものです。そして、それが重なると、後々収拾のつかない問題になります。そうなれば、子どもにとっても不幸です。ですから何かありましたら、すぐに連絡をお願いします。」
とお話しました。
私は保護者にあったときにできる限り、このような話をしています。
問題の早期解決のためであり、私たちが緊張感をもって取組むためです。
私たちは、一生懸命仕事しています。しかし、完璧はありません。このような連絡があれば、自分を磨き高める良いチャンスと捉えて頂きたいと思います。
連絡があった場合、まず、すぐに事情を聴き、それが事実であれば誠意をもって謝罪し、改善の意を伝えれば大抵早期に解決できます。
これからは、対話の時代です。
対話は、納得です。
対話のない教育、納得のない教育は、これからは通用せず、時代遅れとなります。
■2つは、「『慎重になりすぎる』ことはない」という話しです。
▼この言葉は、私が先週の新任校長研修で学んだ言葉です。
「慎重」というのは、「過度に神経質になりなさい」という意味ではありません。
教師の「深い思考・思索」を指します。
「深い思考・思索」とは、普遍的な「目的意識」です。
私たちが持つべき目的意識は、「子ども達の自律と共生」です。
子ども達が、人間として豊かな心をもち、そして、価値を創造する向上的な生き方ができるようなることです。
この「目的意識」が教師にしっかりあれば、子ども達は、不思議と自らを律し、友達を大事にしようとしていきます。
善の側面を引き出します。
▼一方、この「慎重さ」が教師に無い時、「軽はずみな言動」を子ども達に浴びせることになります。
「軽はずみな言動」は、子ども達に瞬時に伝染し、無秩序な行動を引き起こさせます。負の側面を引き起こさせます。
無秩序というのは、無法地帯であり、弱肉強食の環境です。
動物のような理性を失った言動へと変化します。
差別や弱い者いじめ、暴力、暴言が横行します。
教師の「言動」で、子ども達は「友達を大切にする人間性のある利他的な言動」にもなれば、「自分さえよければ良いという利己的な言動」になります。
教師の思索の浅深で、子ども達の環境の良し悪しが決まっていきます。「いじめ」は、「教師の軽率な言動が招き寄せる」とも言われています。
今日も一日、ハードな一日とありますが、「目的意識をしっかり持った慎重な言動」で、子ども達への教育をよろしくお願いします。
Posted by 上風連小学校 at 08時15分
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