2021年11月15日(月)
【上西春中】地域の伝統芸能を学ぶ〜音楽「和太鼓の授業」〜 [◆地域連携]
こんにちは、上西春別中学校です。先週の話題になりますが、11日と12日の2日間に亘って「和太鼓の授業」が行われましたので、その時の様子を紹介させてください。
講師を務めてくださったのは、文化祭でも大変お世話になった「知床流本別酪農太鼓保存会」の皆様です。例年ですと、スクールバスで本別会館まで移動をし、そこでみっちりと太鼓指導を受けるのですが、今年は本校「講堂」が授業会場となりました。
まず、1日目となる11日は「2年生」の授業でした。この日は終了直前にチラッとしか参観できなかった(太鼓は叩き終わって、整列するところでした…)ので、音楽の先生に授業中の2年生の様子を訊きました。音楽の先生曰く「2年生は飲み込みの早い子が多くて、短時間でみるみるうちに上達していき驚きました。」とのことでした。
【11月11日木曜日/2年生の和太鼓の授業から】
そして2日目となる12日は午後からで、「3年生」の音楽の授業として行われました。私は5校時目の途中で様子を見に講堂に行きましたが、ちょうど入口側のグループの子たちが叩いているところでした。講堂の中央で全体の様子を見てらした、保存会の会長さんにお話しを伺うと「文化祭の時は異学年での演奏なので、やはりお互いに遠慮がちですが、同学年だと変に気を使わなくていい分、のびのびと叩けるみたいですね。」とおっしゃられていました。一通り、指導をしていただいた後、最後に講師の皆さんによる「模範演奏」が行われました。初めての子も交えての演奏とは思えぬほど、3年生も上手でしたが、流石に講師の皆さんは次元が違っていました。演奏技術は勿論ですが、たった3人で叩いているとは思えないほど…もう出音の迫力からして段違いでした。
【11月12日金曜日/3年生の和太鼓の授業から】
授業後、駐車場で講師の方々と少し立ち話をしたのですが、「知床流本別酪農太鼓」の楽曲は、昔の形のまま殆どアレンジを変えていないそうです。理由をお訊きすると、「中学校の文化祭での太鼓演奏のためです。」との答えが返ってきました。ようは生徒たちが覚えやすいように複雑なリズムにはせず、連続で太鼓部門に入る子たちが「教え役」に回れるように、より演奏の練度を上げていけるように…ということなのでしょうね。ありがたいことです。
平日、お仕事の合間をぬってご指導いただいた「知床流本別酪農太鼓保存会」の皆様、また来年もよろしくお願いします。文化祭からここまで、本当にありがとうございました。
Posted by ブログ管理者 at 07時30分
2021年11月12日(金)
【上西春中】遅ればせながら…「任命式」を行いました。 [◆生徒会活動]
こんにちは、上西春別中学校です。今週月曜日の話題なので少々時間が経っているのですが、大事なことなので「任命式」について紹介させてください。
数年前から本校の「任命式」では、前期で退任する「各実行委員会の委員長」と「中央委員」が挨拶をするようになっています。今回の「任命式」でも、冒頭5人の実行委員長と中央委員から、それぞれ半年(実行委員会は半年任期)と1年間(中央委員は昨年後期からなので、半年+半年で1年任期になります)の活動を振り返った話しがありました。話しの内容はそれぞれ異なっていましたが、どの生徒も一様に口にしていたのは、「周囲の支えがあったから、自分はここまでやってこれた」ということです。そう思えたということは、今回退任した「実行委員長」と「中央委員」たちは、それぞれ良いリーダーだったということなのでしょう。
退任挨拶が終わると、いよいよ「任命式」本編のスタートです。呼名は現中央委員会の生徒が担当し、まずは「実行委員」が名前を呼ばれました。代表して委員長が登壇すると、校長先生から直接任命証を手渡されました。実行委員の任命が済むと次は「学級役員」です。こちらも呼名と返事・起立は全員でしたが、任命証は学級委員長が代表して受け取りました。
「任命証」の授与が終わって校長先生のお話しがあったのですが、「言われたことを着実にこなすのは勿論素晴らしいが、それだけにとどまらず、自ら考え、行動する生徒会になってほしい」という期待(その時に例として、ブログでも紹介した“復活した朝の挨拶運動が、退任した中央委員の生徒たちの発案だったこと”があげられていました)を強調してらしたのがとても印象に残りました。
“おもしろき こともなき世を おもしろく”…幕末に実在した「高杉晋作」という人が詠んだとされる短歌(短歌だと、7文字、7文字の下の句がつくので、これは上の句だけです。当然続きはありますが、後ろに続く下の句は、高杉本人が詠んだものではないそうなので割愛します)です。意味の解釈は諸説あるようですが、この歌の「世」をそのまま「学校」に置き換えると、校長先生がお話しされていたことの意味が少し見えてきます。
学校の主役は「生徒」です。「おもしろき こともなき学校を おもしろく」(字あまり)…私達としては、「学校は面白い」と感じてもらいたいですが、もしも「面白くない」、「つまらない」と感じるようなことがあったなら、他の誰かではく、「自分」が「自分達が」という気持ちを全校生徒が持ってくれることを先生方は期待しています。頑張れ、新生徒会!
Posted by ブログ管理者 at 07時30分
2021年11月11日(木)
【上西春中】2年生が「職業体験学習」を行いました! [◆地域連携]
こんにちは、上西春別中学校です。昨日の話題になりますが、2年生が総合的な学習の時間の一環として、「職業体験学習」を実施しましたので紹介させてください。
すでに何度も触れていることではありますが、昨年度はコロナ禍で、例年行っていた活動の殆どが中止となってしまいました。本校の「キャリア教育」も例外ではなく、1年生の「職場訪問学習」、2年生の「職場体験学習」、3年生の「上級学校訪問」の全てが実施できませんでした。これらの体験学習は、「キャリア教育」の中でも目玉的な活動で、毎年生徒たちも楽しみにしています。苦渋の決断ではありましたが、昨年度の状況では各事業所や学校に受け入れをお願いするわけにもいかず、中止と判断したのでした。
今年の「職業体験学習」は、感染状況がどう変化していくか読み切れない中、「何とか2年生に体験的な活動を」と担任の先生が一生懸命考えた末に生み出されました。その結果、従来の「各職場にうかがう形で行う」職場体験ではなく、「色々な職種の方々に学校に来ていただく形で行う」職業体験に変わったのです。
協力をお願いしたのは、「道東クリエイト」(清掃)、「上西春別保育園」(幼児保育)、「陸上自衛隊別海駐屯地」(特別職国家公務員)、「ハートフラワー・チャーリー」(花木販売、バルーンアート)という4つの職場でした。2コマ100分で、全ての生徒が4業種の「職業体験」をするということで、各職場の皆様には「25分の体験メニュー」を用意していただきました。生徒たちは講堂内に設けられた各職場のブースを回って、順番に「職業体験」をしていくという内容になりました。
【道東クリエイト】(清掃)
【上西春別保育園】(幼児保育)
【陸上自衛隊別海駐屯地】(特別職国家公務員)
【ハートフラワー・チャーリー】(花木販売、バルーンアート)
私も少しだけ授業の様子を覗きに行きましたが、みんなとても熱心に取り組んでいました。講師の皆さんがお帰りになられた後、担任の先生が「とても楽しかったです。1ブース25分じゃ足りないぐらい。」と笑顔で教えてくれました。
こういう状況下で、「何がやれるか、どんな学びが生み出せるか」を考えた末に行った「職業体験学習」は、どうやら生徒にとっても教師にとっても「有意義な学びの機会」になったようです。
平日、本来のお仕事の合間をぬってご協力いただいた「道東クリエイト」K様、「上西春別保育園長」I様、「陸上自衛隊別海駐屯地」の皆様、「ハートフラワー・チャーリー」代表S様、誠にありがとうございました。
Posted by ブログ管理者 at 07時30分
2021年11月10日(水)
【上西春中】持続可能な社会の実現を目指して〜全校SDGs講座〜 [◆学校生活のようす]
こんにちは、上西春別中学校です。今日ご紹介いたしますのは、昨日の5〜6校時目に掛けて行われた「全校SDGs講座」の様子です。
今や何かと話題の「SDGs」ですが、実は今回全校生徒を対象とした講座を実施するにあたって、講師の先生をお招きして一度職員で研修を行いました。この日生徒達が体験した「SDGsゲーム」を職員も実際にやってみたのです。それを経ての昨日の講座でした。私は残念ながら別な研修が入っており、全く講座を見ることはできなかったのですが、写真を見る限りでは大いに盛り上がったようです。一度生徒と同じことを体験したおかげで、何となく中身もわかりますので「見てきたかのように」書いてみたいと思います。
最初は座学からスタートしました。「なぜ、今SDGsなのか?」、「SDGsとは何か?」といったことを、パワーポイントを見ながら学んでいきました。体験活動(SDGsゲーム)は楽しいですが、学習意義の確認がなければただのイベントになってしまいます。2コマでトータル100分間の濃密な時間を、「確かな学びの時間」にするためにはこの座学が絶対に欠かせないのですね。
更に言うなら、座学と「SDGsゲーム」がセットになって、初めて「SDGsの意義」が腑に落ちるようになっているのだということです。(実際に受けてみて、私はそのように感じました)
続いていよいよ「SDGsカードゲーム」に挑戦します。詳しい説明は長くなるので省きますが、物凄く簡単に説明すると、(1)いくつかのグループを作ります。(2)各自に配られたゴールカードに書かれている「ゴール条件」を達成し、ゴールを目指します。(3)ゴール条件を達成するために、これまた各自に配られた数種類のカードを上手く使って「プロジェクトを実施」します。プロジェクトをやることで得られる様々なカード(時間、お金、緑の意思など)が必要数集まればゴールとなります。…とこんな感じになりますが、実は物凄く深みのある(終わってからファシリテーターによる解説があり、それを聞いて「なるほど!」となります)ゲームになっていますので、詳しくは是非お子さんに語ってもらってください。
遠路はるばる来校し、講師を務めてくださった「ワークショップデザインdescribe with」代表T様、誠にありがとうございました。
Posted by ブログ管理者 at 12時15分
2021年11月09日(火)
【上西春中】先週から今週にかけて、色々な活動がありましたのでまとめてご紹介! [◆学校生活のようす]
こんにちは、上西春別中学校です。タイトルにある通り、先週から昨日までの数日間で、外部講師の方が来校したり、施設見学に出掛ける学年がいたりと色々なことがあったので、まとめて一気に紹介させてください。
【3年生 租税教室】
最初は5日金曜日に行われた、3年生社会科の「租税教室」です。これはそれこそ毎年行っている授業なのですが、講師を務めてくださる方はその年によって異なります。(勿論、内容も異なります。年によっては、1億円のレプリカが登場することも!)今年度は釧路の税理士事務所からいらした「税理士」さんによる授業でした。私は参観できなかったのですが、校長先生はご覧になったそうで、「いや〜、面白かったよ。良い授業だった!」とおっしゃっていました。見逃してしまい残念なことをしました。
【1年生 バイオガスプラント見学】
次にご紹介いたしますのは、昨日月曜日に行われた「1年生の総合的な学習の時間/環境学習」の一環である「バイオガスプラント」の見学です。4日木曜日には、雨が降りしきる中「ごみ処理場」を訪問しましたが、あれから間をおかずに2度目の施設見学となりました。今回お邪魔した「バイオガスプラント」は、地元企業である「角川建設」さんが経営しており、「循環型農業」を実現させるためには欠かせない施設です。仕組みはというと、まず牛馬の糞尿から「メタンガス」を取り出し、それを燃やして蒸気を発生させます。その蒸気で発電機のタービンを回して電気を作り出すようになっています。しかも、メタンガスを取り出す過程で、糞尿はほぼ無臭の「液肥」と「敷材」になるのだそうです。凄いですね。
これも同行はしていないので、「まとめたもの」を発表する時に「どんな学びがあったのか」を確認したいと思います。
【3年生 『生』の学習】
最後にご紹介いたしますのは、昨日の5校時目に行われた「3年生の『生』の学習」です。これも毎年恒例の授業で、1〜3年生まで「各学年の発達段階に応じた」内容が組まれています。3年生は「性感染症と望まない妊娠」について勉強をしていました。知識としての座学も勿論大事なのですが、見るたびによく考えられているなと感心してしまうのが、「紙コップの水」を使った実験です。どのようにして性感染症が広がっていくかが目で見てわかるようになっており、この「生の学習」をしっかりとした実感を伴う学びにしてくれています。
それぞれの授業で講師を務めてくださった、M税理士様、別海町役場農政課T様、角川建設職員の皆様、別海町母子健康センターR助産師様、誠にありがとうございました。
Posted by ブログ管理者 at 07時30分
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