2019年06月20日(木)
【上風連小学校】「習得」と「活用」 [[校長発]]
■皆さん、おはようございます。
新たな一日が、今日も敢然とスタートしました。
今朝の上風連は、カッコウと「ホーホケキョ」のウグイスの鳴き声がはるか遠くからかすかに届いていました。
■今日も未来で活躍する主人公達が登校してくれました。
玄関とは遠く離れた場所からでも、子ども達の元気な明るい挨拶の声が校舎に響き渡っていました。
子ども達の声は、まさに「未来」そのものです。
■今朝の職員朝会では、授業を見るポイントについてお話をしました。(1分以内で)
▼そのポイントは、「この学習で何を『習得』させているのか」、「この学習で、これまで習得した知識・技能の何を『活用』させているか」、そして、どのように「ふり返り」をさせているか。
です。
この準備と構想が、子どもにとって学び感のある学習となります。
学習することの歓びであり、楽しみにもなります。
これが明確でないと、子どもは「何を考えていいのか分からない」また、「何を学んだのか分からない」という授業になってしまいます。
▼一つ一つの指示・発問の中に、「習得」と「活用」をもつ必要があります。
また、誰に問われても、明解に説明できることが大事です。説明責任です。
授業力が有るか無いか、子どもの学力を保障できるかどうかは、そこで分かります。
プロ意識は、ここにあります。
■1年生の算数です。
引き算の問題を作る学習をしていました。
設定の文と問題の文を考えました。
問題の文の中に、「ちがいは」「のこりは」を考えることができていました。
引き算の学習で「習得」した「差(=ちがい)」と「残(=のこり)」をしっかり「活用」することができました。
■2年生の国語です。
漢字の学習をしていました。
新しく習う漢字の「書き順」「音訓の読み方」「用例」などを学習しました。
■3.4年生は二つの教室に分かれて、社会科見学で学んだことの報告文の作成をしました。
「はじめ・中・終わり」の構成、「事実」と「感想」「接続語」「段落」「一字下げ」「誤字・脱字の確認」「句点の位置」「会話文はカギを使っているか」など、これまでの学習で「習得した知識・技能」をしっかり「活用」していました。
■5年生は、国語で『言葉と事実』の読解を学習しました。
「デパートで売れたハンカチ」の具体例が書かれてある小段落9〜11の事実(何がどうした)とその根拠。そして、筆者の意見・考察を読み取りました。
■6年生は、清少納言が随筆『枕草子』で日本の四季の文の暗唱に挑戦していました。
この随筆は、何気ない日常に「をかし」「あはれ」を見る感性の鋭い情景をイメージして読むことで,千年も前の四季を身近に感じることができるとされています。
■1年生が教室で育てているきゅうりです。1年生の子が教えてくれました。実も葉っぱも大きくなっています。
Posted by 上風連小学校 at 11時21分
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